さて、『公教育の再編と子どもの福祉』【全2巻】合評会(9月29日10時~書評会申し込み_多様な教育機会を考える会出版刊行記念@日本大学文理学部)の予習用と題した連続エントリも今日で4回目、これでとりあえず打ち止めにする予定です。今日は2巻〈研究編〉…
『公教育の再編と子どもの福祉』【全2巻】合評会の予習用③です。3つの質問のうちの1つ目の質問「①RED研に参加し(続け)たのはなぜですか?」は、前回のエントリ(執筆者(=自分)への3つの質問の回答編(1)――『公教育の再編と子どもの福祉』【全2巻】合評…
9月29日(日)には多様な教育機会を考える会(rethinking education研究会、以下RED研)からでるシリーズ『公教育の再編と子どもの福祉』全2巻の合評会が開催されます。対面参加の申し込み受け付けは終了しましたが、オンライン参加の申し込みは前日28日(土…
次のエントリを書くのが遅れているうちに、明石書店さんのウェブサイトに多様な教育機会を考える会(rethinking education研究会、略称RED研)が出す2巻本(以下、RED本)のページを詳細目次つきで作っていただきました。これで各章の内容がかなり想像でき…
2016年4月の立ち上げから8年半、立ち上げ準備から数えると丸9年、活動を継続してきた多様な教育機会を考える会(rethinking education研究会、略称RED研)が近くシリーズ『公教育の再編と子どもの福祉』【全2巻】を明石書店から刊行します。アマゾンにも書影…
このブログを運用していたころに書いていた宿題をここにきてようやく片づけつつあるわたくし。突然身辺整理を始めたわけでも、別に〇期が迫っているわけでもありません念のため。これももう昨年のことになりますが、世織書房から刊行されている『教育学年報…
みなさん、こんにちは。ご無沙汰しております。いかがお過ごしでしたでしょうか。わたしは元気です。というわけで、更新が止まってからもうすぐ丸6年ということのようですが、ひさしぶりに動かしてみます。ブログの書き方もすっかり忘れかけておりますが。も…
ここで書き留めておいた記録からすると、研究会を始めて1年が経つようです。この間、まずは串田秀也・平本毅・林誠『会話分析入門』(勁草書房,2017年)を教科書としてみんなで読んで、「データセッション」――と呼んではみたものの、実際のところそれ以前の…
宮城教育大学で開催された教育学会第77回大会2日目の課題研究Ⅰ「義務教育を問い直すーー「教育機会確保法」の成立を踏まえて」に登壇した。そこで「「教育機会確保法」の歴史的展望ーー長く継続的な過程の一局面」という報告をした。 同じ部会の登壇者として…
小山虎編,2018,『信頼を考える――リヴァイアサンから人工知能まで』勁草書房.信頼を考える: リヴァイアサンから人工知能まで作者: 小山虎出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2018/07/31メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る13章「高等教育に…
新年が明けました。しばらく放置していた本ブログですが、ぼちぼち更新していきます。今年もよろしくお願いします。2017年10月に、末冨 芳編『子どもの貧困対策と教育支援――より良い政策・連携・協働のために』明石書店という本が出版されました。その出版記…
授業からのスピンオフで、教育系の院生数名と小さな研究会を始めました。エスノメソドロジー/会話分析(EMCA)の基礎の基礎を勉強して、教育領域でいう授業研究に取り込み、「授業場面の相互行為分析」へと展開していく可能性について模索し検討する、初心…
去る8月25日(金)に開催された日本教育学会第76回大会ラウンドテーブル「公教育の再編と子どもの福祉――「多様な教育機会」の視点から」は、おかげさまで50名弱におよぶ方々にご参加いただきました。教室が満杯の状況に戸惑いながらも、たいへんありがたいこ…
比較教育社会史研究会、今年の秋季例会のお知らせです。第1部、たしかに職業教育、社会福祉職養成とジェンダーというのはとても重要な視角です。第2部「医療と教育」は今後継続される予定のセッションだそうです。そこでは大学院生の方のご発表もあるようで…
私が開催日を勘違いしていたため前日告知となります。申し訳ありません。元森絵里子さんと太田拓紀さんによるご発表。教育の歴史社会学に関心のある方なら、だれでも気軽に参加できます。学部生、大学院生の方も、ふるってご参加ください。 第13回 教育の歴…
またダラダラと、フラフラと書く。 「ブタ」と「ハマグリ」 先日、ツイッターのタイムラインを眺めていたら、大学教員アカウントを中心に、「教育困難大学」なる語を冠した記事が少しくバズった(リンクは貼らない)。元高校教員の教育ライターによるもので…
満を持して(?)ということでもないのですが、告知です。2年前の8月終わり近くに3人で始め、その後少しずつ人数も増えていき、2016年の4月から本格的にスタートしました、「多様な教育機会を考える会」というのをほそぼそと継続しています。今回、8月25日(…
年度末、いろんな業界でご多忙なことと拝察しますが、日本の場合、研究業界も例にもれず、3月の週末はさまざまな研究会、講演会、シンポジウムその他の企画が重なります。ということで日程の差し迫ったものもあって恐縮ですが、身のまわり、案内の届いたもの…
さて、その比較教育社会史研究会経由でまわってきたシンポジウムのお知らせ。3月11日(土)に上智大学四谷キャンパスにおいて、オーラル・ヒストリーにかんする歴史学・社会学の学際的シンポジウムが「エゴ・ドキュメント/パーソナル・ナラティヴをめぐる歴…
ところが、だ。いや、ところが、ってこともないんですが、3月11日(土)にはこれまたこのブログで継続的に告知してきております「教育の歴史社会学コロキウム」において、天野郁夫『新制大学の誕生――大衆高等教育への道』合評会も開催されてしまうのです。「…
さて、今年度も東京大学社会科学研究所附属社会調査・データアーカイブ研究センターの二次分析研究会・課題公募型研究「戦後日本社会における福祉社会の形成過程にかんする計量社会史」の成果報告会が3月28日(火)に予定されています。タイトルは、「高度経…
最後は研究の話とはうって変わり、来月のことなのですが、金沢で友人がやっている古本屋のオヨヨ書林せせらぎ通り店という場所で開催されるトークイベントの宣伝です。社会学者で先ごろ小説『ビニール傘』が第156回芥川賞候補となったことでも話題の岸政彦さ…
某日、シクレルの読書会に参加した。たいへん有意義だった。再読となった文献もさることながら、シクレルのもとで勉強された某先生が何気なく漏らされる(昔の)お話をとても興味深く拝聴した。これまで欠席が続いたことを悔いた。世話役の方のご都合により…
いやほんまに。みたらええやん。たしかにシン・ゴジラも面白いかもしれない。とくにゴジラの暴れっぷりはよかった。「よい」っていうのもどうかと思うが、あくまで映画的に。けれどあれにはあんまり「ひと」がでてこない。「さとにきたらええやん」。重江良…
末冨芳『教育費の政治経済学』(勁草書房、2010年)、第3章「「公私混合型教育費負担構造」の法システムとその流動」末冨によれば、日本の教育費負担構造の特徴というべき私費割合の高さの根底には、公教育費(「設置者負担主義」)の支出範囲と金額に関する…
このエントリは某研究会の備忘メモである、が、メモに至るまでの前置きは長い。 1.戦後の_「日本の学校」の_歴史 「学校の外」にも「教育」と呼びうる営みは存在する。もちろん。それを指して「社会教育」という日本語もある。公民館や図書館・博物館だけ…
※追記(2016-08-27)台風10号の接近に伴う天候悪化の予報のため、30日に予定されていたコロキウムは延期となりました。9月下旬に再度日程調整のうえ実施されるとのことです。※追記(2016-09-02)コロキウムの振り替えは、10月22日(土)13:30〜17:00となりま…
本ブログを開設した当初の目的は(実は)比較教育社会史研究会の開催告知をネット上にだすということでした。その後、「教育の歴史社会学コロキウム」が発足してからはその告知もしております。が、どうも前回のコロキウムは告知し忘れたようですな。とうと…
「話のポイントがずれている。これまで公教育から排除されていた異質な要素を新たに組み込むのだとして、それでもそれが『公教育』であるという、その新たな境界線はどのように引かれるのか。新たに構想されるべき教育の公共性、教育の公共的意義をどのよう…
連休の谷間の昨日、大学に出向いたところ、すばらしい共著の本が2冊、レターボックスに届いておりました。1冊目は、相澤真一・土屋敦・小山裕・開田奈穂美・元森絵里子『子どもと貧困の戦後史』(青弓社、2016年)。目次等はこちら。著者のみなさまよりお送…