2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『教育と平等』からの方法論的考察(書きなぐりver.)

こんなことしている時間的余裕はないのだ,とわかっていても広げてしまう本というのがありますね.アマゾンさんが届けてくださった以上,これを読まずには他の仕事を進められないという感覚.苅谷剛彦『教育と平等――大衆教育社会はいかに生成したか』中公新…

大学の誕生(下)

あ,天野先生の『大学の誕生(下)』も買いました,で,届きました. これから勉強させていただきます.(中)がなかっただけよしとするか....うそです,冗談です.大学の誕生〈下〉大学への挑戦 (中公新書)作者: 天野郁夫出版社/メーカー: 中央公論新社…

高校進路選択研究3部作,「功罪」2部作

教員免許更新講習・選択科目「若年労働市場の変容と進路指導」のため,酒井朗(編)(2007)『進学支援の教育臨床社会学――商業高校におけるアクションリサーチ』勁草書房,望月由起(2007)『進路形成に対する「在り方生き方指導」の功罪――高校進路指導の社…

プロレスの鬼子の語るプロレス

前田日明から見た「三沢光晴の死,そしてプロレスの未来」いろいろと感慨深い記事.新人時代に「俺の顔面を思いっきり殴ってみろ」と言ってきたアントニオ猪木の顔面を「いいんですか?」と言って本当に思いっきり殴りつけた空手出身の前田.誰も猪木のこと…

教員免許更新講習近づく

行ってきました,くるりワンマンライブツアー2009〜敦煌(ドンファン)〜,Zepp Tokyo・3Daysの初日.セットリストがどうとかもちろん書けるわけないのですが,(また!)よかったことだけは確か.ウィーン・アンバサーデ・オーケストラとの極上のコラ…

くるり,Zepp Tokyo・3days

この週末,疲れのピークで死体のように撃沈した.ここから1ヶ月ほどきついのが前もって分かりすぎるほど分かっていたので,くるりワンマンツアーのチケットを確保して魂の充電をしてまいります.今回のツアーは,今日のZepp Tokyo,来週のZepp Nagoya,7月…

偏差値は上げすぎても下げすぎてもダメ

あえて偏差値を上げない大学もある放っておいても受験料が稼げるブランド大学を別にすれば,中堅以下の大学,とくに(私の職場のように)国立大学のすべり止めを自他共に認める私立大学にあっては,受験料収入最大化のためには「あえて偏差値を上げない」こ…

大切なことはプロレスが教えてくれた

三沢選手ほどのレスラーがリング上にピクリともせず横たわっているのでした.「三沢コール」を連呼するどころじゃない.悲鳴のような女性の声と怒号のような男性の声が入り混じった,言葉にもならない叫び声が会場に渦巻いたあと,そのあとは鉛のような沈黙…

ベスト・プロレス本

たとえば,井田真木子さんの『プロレス少女伝説』.神取しのぶ,中国から来た天田麗文,アメリカ人レスラーのデブラ・ミシェリーの3人を追ったノン・フィクション.間違いなく最高のプロレス本の1冊.天田が女子レスリングの国際大会に「出場」したときの…

三沢光晴選手,逝去

衝撃のニュース心配停止の速報が入ってから気が気ではなかったが,残念なことに帰らぬ人となった.本当に残念でならない.というか,信じられない.あの受け身の巧みさと丁寧な選手の健康管理で定評のあったノアのトップが,バックドロップ(!)の受けで頭…

承前

やばい.更新されるネットニュース追ってたら泣きそうになってきた.会場の2300人の観客は心肺蘇生を受けている三沢(あえて敬称略)に「三沢コール」を送ったという.そりゃ送る.オレだってそこにいたら叫んでいただろう.ミサワ!,ミサワ!,と.そ…

お疲れ

いろいろ書きたいこともたまってるのですが,疲れもたまってます.ここしばらく前期の多忙週間が続きます.さしあたりオープンキャンパスと高校出前の模擬授業を2つ,こなさねば.ということで,息抜きに,ここまで見ためていた映画から. 「羅生門」 黒澤…

やのっち

連投.やの先生というと,これまたいくつかの「伝説」がある(勝手にいってるだけ,ともいえる).ただし,天野先生の逸話と違って,これは私自身は目撃していない.「また聞き」で耳にしただけであって,真偽の程は確かめられていない.修士の院生が修論構…

後期大衆化段階の大学問題

なんと幸いなことに,矢野眞和先生の東大社研ワークショップでの報告パワポを拝見することができた.よっぽど東京まで行こうかしらんと思っていただけにラッキー.うちの奥さんが別の社研プロジェクトとかかわっているドサクサでまわってきた資料が見られた…

教育と/のアーキテクチャ???

今日は講義がないので一日,岐阜県図書館郷土資料室で調べもの.なんか久しぶりの懐かしい感触(最近,懐かしがってばかりな感じがしますが).これから少なくとも3年間はかかわるフィールドの郷土資料に目を通し,土地勘を作り始める作業に着手.たのしい…

フィールドワークの技法と実際

箕浦康子先生(編)の10年隔てた続編が刊行されている.先日の天野先生といい,懐かしさと畏敬の念とわが身を振り返るときの恥ずかしさと,ないまぜになりつつページをめくる.現在,卒論指導をしている学生がフィールドワークをもとにした卒業研究に入り…