2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

拙稿ご紹介

昨日は件の研究会でした。1日頭を使い続けるという機会が少なくなっていたところに寝不足のまま朝から夜の飲み会まで“祝祭”が続きましたので,いささかならず疲れましたが,ま気持ちのよい疲れです。関係者のみなさま,お疲れさまでした。そのとき少しだけ話…

田中萬年先生キャンペーン実施中

ブログでのご紹介が遅れてしまいましたが,田中萬年先生よりご著書『教育と学校をめぐる三大誤解』(2006年)と『働くための学習―「教育基本法」ではなく「学習基本法」を』(2007年,以上いずれも学文社)をご恵送いただきました。ありがとうございます。い…

『比較教育社会史研究会通信』をあなたも読むことができますよ。

『比較教育社会史研究会通信』第9号が送られてきました。いつものことながら,ご苦労様です。3月下旬に開催された春季大会の報告号です。私も場違い感まる出しながら,「松塚俊三・八鍬友広(編)『識字と読書』合評会」(2-4頁)という小文を寄稿しています…

シラバスお蔵出し――あるいは「各論に落とす」こと

職業教育や職業訓練が重要であることは論をまたない。人は一生教育制度・訓練制度のなかに閉じこもったまま生涯を終えるわけではなく,ほぼすべての人は,いずれ「社会に出る」という名の職業への移行をはたすわけであるから。にもかかわらず,戦後日本の教…

『エスノメソドロジーを学ぶ人のために』

串田秀也・好井裕明(編)『エスノメソドロジーを学ぶ人のために』世界思想社,2010年。編者の好井さんからいただきました。ありがとうございます。頂いてからエントリあげるまでにずいぶん間があいたのは,↓以下にみるように本当は参照したかった他の文献が…

地方国立大学の存在意義をかけた奮闘

もともと新聞はとっていないし,引っ越してからはテレビもつないでいないので,宮崎県での口蹄疫拡大続発のニュースがマスメディア上でどの程度のウエイトで報道されているのか,今ひとつピンときていないのですが,宮崎は個人的に縁のある土地でもあるので…

自分つっこみ

ほとんど絶望的に歴史的パースペクティヴの欠如した(現代対象の)「実証系」研究者と, ほとんど絶望的に現代的問題意識の欠如した「歴史系」研究者って,似てるよね。歴史のための歴史。好事家の自己満足。ここに「理論系」も加えてやりだすと無用に敵を増…

ねじれの補足。

連休中は故あってフーコーの精読をしておった。思ったよりもはかどらなかったが,いたしかたない。当分,この作業を続けないといかんだろうなぁ,と思う。いま思い立ったが,いっそのことこれからは「遅れてきたフーコディアン」を名乗ろう......かと…