2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

発表準備

明日(もう今日ですか?)から,比較教育社会史研究会の2009年秋季例会(ただし1日目(31日)は厳密には若手セッションという半独立部隊)が始まる(←最近になってようやくこの辺の「ニュアンス」がわかってきた.ちょっと内輪ベースの話になってしまってま…

制度設計と人口規模のはなし

一部ですごく話題になっている東氏出演の朝生でしたが(途中までみてた,風呂上りにテレビつけてそのまんまw),個人的に非常に面白かったのは制度設計と人口規模の話が少しふくらんだこと.実際の文脈では,ルソーの話が出て,「24000人(ぐらい)」ってい…

脳科学つづき

河野哲也『暴走する脳科学―哲学・倫理学からの批判的検討』光文社新書,2008年.脳科学の現実社会への適用について哲学・倫理学の立場から批判的に考察した本.「脳の十年」(1990年代アメリカ・ヨーロッパ,遅れて日本も突入する脳科学推進に向けた国家あげ…

『くるり鶏びゅ〜と』発売記念

なんか最近むだに長いエントリ続きなんで,さくっと.▼『くるり鶏びゅ〜と』発売!▼ 松任谷由実、矢野顕子、奥田民生、木村カエラ、9mm Parabellum Bullet、mass of the fermenting dregs他、超豪華アーティストが集結!!くるり,出世したなぁ...トリビ…

脳科学の真実

坂井克之『脳科学の真実―脳研究者は何を考えているか』河出ブックス,2009年.2007年に文科省の科学技術・学術審議会に脳科学委員会が設置され脳科学研究の基本構想や推進の方策についての審議がなされている.2009年には第一次答申案も出された.脳研究の大…

貧民の帝都

秋だ.大学教員=研究者であればお国の税金から研究に必要な資金をいただけるようお願いすべき季節だ.幸い個人的には昨年度すでに研究費をいただけた.自分にとって新しい試みで.しかし今年はどういうわけか共同研究へのお誘いを1つではなくいただいて,そ…

林竹二,くる?

東大教育学部のシラバスをみる.ウェブで.もうとにかく専任教員(しかもかなりのヘビー級の方ばっか)の人材流出が止まらない東大教育学部.でも歴史を紐解けば,とくに最近に始まった傾向でもないけどね.この傾向は歴史社会学的検討に値しますぞ.なんで…

反省とかいろいろ

数日前に「教育学」者への違和感を(また)表明するかのようなエントリを書いた.もうこんなことはやめようと思う.こんなのはすでに「教育社会学」者を自称する人間のクリシェだ.なんの意味もない.もちろん「教育学」に問題がないわけではない.しかし,…

比較教育社会史研究会,近づく

断続的にお知らせしている比較教育社会史研究会,秋の例会.10月31日と11月1日に大阪梅田であります.初日の「若手部会」に参加したい人は私あてご一報ください.僭越ながら世話人の方にご紹介いたします.先日もそうしてくださった方がいらっしゃいました.…

技芸(アート)としての大学教育

昨日のNHKスペシャル「セーフティネット・クライシスvol.3 しのびよる貧困 子どもを救えるか」を見た.よくできていたと思う.途中,学費負担ができないがゆえに進学(大学であったり看護学校であったり)を断念せざるを得ない生徒,いやそれ以前に高校教育…