2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

言葉たちの葬送(1)「システム」――20世紀教育-社会システム

たぶん5,6年ほど前に何かの拍子で書き留めていたメモ。パソコンの中身の掃除してたらでてきた。参考文献は,まあ,雰囲気で,ね。 日本社会に〈20世紀教育‐社会システム〉とでもよぶべきものが措定できるのではないか。そのシステムの形成と変容のプロセス…

最近の息抜き

最近なんかブログの更新億劫になってるな,と思っていたら「どうでもいいエントリを書く」ということを疎かにしていたことに気づいたのであった。少しずつアクセス数が伸びるにつれ,そして,オフラインで存じ上げている方が拙ブログを見ている事実を知るに…

続・佐々木輝雄論集

しかし萬年先生のブログを拝読するにつけ,なんか私は自分でずいぶんレートを上げてしまったようにも思われるが,それはきっと気のせいである。この内的な感覚を「背筋が寒い」と名づけよう。いろんな方向で,なんかすごいことになっておる。佐々木輝雄職業…

佐々木輝雄と「教育の機会均等」・序

ふたたび田中萬年先生よりお送りいただきました。佐々木輝雄職業教育論集・全3巻,多摩出版,1987年。金子さんが「それにしてもこんな天才的な学者の研究を知らなかったとはまったく自分の不明を恥じ入るばかり」とまで評する研究者の論集である。萬年先生の…

福祉と教育

もうだいぶ時間がたってしまったが(←最近こういうのばっかだ),比較教育社会史研究会・若手別動部隊(←などと呼んでいるのは私だけだマネしちゃダメ)の研究会にお邪魔してきた。相変わらず,世界のいろんな地域の(←というわけでもなかった,ちょっとイギ…

辺境性と境界人性――あるいはブログ名の由来について

ご無沙汰しておりました(←挨拶)。むかし,大学院にあがりたての頃,日本教育社会学会の学会誌『教育社会学研究』の創刊号から当時の最新号までの全「活字」を読破する,という無意味な企てを実行してしまったことがある。全「活字」というのは,論文はもち…