私が開催日を勘違いしていたため前日告知となります。申し訳ありません。
元森絵里子さんと太田拓紀さんによるご発表。教育の歴史社会学に関心のある方なら、だれでも気軽に参加できます。学部生、大学院生の方も、ふるってご参加ください。
第13回 教育の歴史社会学コロキウム
日時:2017年8月19日(土)13:30~
会場:電気通信大学・東1号館705会議室(7階)
【プログラム】
報告1:元森絵里子(明治学院大学) 「「子ども」の近代を問い直す意味と視角」
司会:井上義和(帝京大学)概要:
子ども観の歴史社会学的研究に取り組むことになった経緯と、『語られない「子ども」の近代』とアラン・プラウト『これからの子ども社会学』の翻訳等々を通して考えている研究課題などについてお話し、意見を交換できたらと思います。参考文献:
①元森絵里子、2014、『語られない「子ども」の近代――年少者保護制度の歴史社会学』勁草書房.
②元森絵里子、2015、「テーマ別研究動向 (子ども)――子ども観の歴史性・構築性の反省の現在」『社会学評論』66(1): 123-133.
③(PDF)アラン・プロウト、元森絵里子訳・解説、2011=2014、「子ども社会研究はモダニティからいかに距離をとるか:「新しい子 ども社会学」再考」『子ども社会研究』20: 119-135.
報告2:太田拓紀(滋賀大学)「教師の歴史社会学における名簿・自伝資料」
司会:吉岡三重子(お茶の水女子大学・院)概要:
これまで、教師の歴史社会学、教員社会史研究を進める際に、主な資料として名簿と自伝を活用してきました。研究内容をご紹介しながら、それらの資料探索上の問題・困難や、資料の有効性と限界などについ て、みなさんと議論できればと考えています。参考文献:
①太田拓紀、2015、『近代日本の私学と教員養成――ノン・エリート中等教員の社会史』学事出版.
②太田拓紀、2015、「戦前期中等教員社会における給与・異動・昇進の構造――昭和初期岩手県の事例」玉川大学教育学部紀要『論叢』2014: 15-31.
③太田拓紀、2013、「近代の私学夜間部における中等教員養成機関の機能――日本大学高等師範部の事例」『日本教師教育学会年報』22: 78-88.
④太田拓紀、2006、「戦前期私学出身者の中等教員社会における位置と教師像――早稲田大学高等師範部出身者の事例」『教育社会学研究』78: 169-189.
スケジュール:
13時30分~17時00分:研究発表(各90分間、途中、休憩15分間)
17時00分~17時15分:茶話会(情報交換会)自由参加
17時30分~19時30分:懇親会(食事会)自由参加