金沢せせらぎ通りにて: オヨヨ書林とひらみぱん

連投。

今年のことは今年のうちに。

某日、例によってプライベートの必要により夫婦2人で裏日本・百万石の街へ。拙ブログでも一度ご紹介した私の中学時代の友人が店長さんであるところのオヨヨ書林せせらぎ通り店なる古本屋におじゃまする。入ろうとすると複数のお客さん。おお、はやっているな、と思ったらその瞬間がたまたまそうであったとのこと。しかし友人の表情をみるにつけ、最低限、そこそこのお客さんの入りはありそうな感触で、とりあえずほっとする。

手持ちの本を2冊ほど持参し、店内を物色してるうちになぜかはわからんが食指が動いた『戦後事件史データファイル(別冊歴史読本14)』(新人物往来社、2005年)を500円で購入。

以前来た時よりも棚も本も増えていてなにより。正面入り口入ってレジ手前のいい感じのスペースも今は配架前の書籍置き場になってしまっておりますな。まあ、しょうがないけど、ちともったいない。

閉店後お食事でも、ということでオヨヨ書林せせらぎ通り店と軒を連ねるお隣の「ひらみぱん」というブラッスリー&カフェにてフレンチ&ワインで2時間半ほど。平見さんという方による、パンが自慢のお店。「オヨヨ」と「ひらみぱん」の2つのお店が入っているのは大正時代の鉄工所跡の建物を利用したもので、内装もテーブル・椅子・小物とも、気持ちのよい雰囲気にととのえられている。

ちなみにこの建物のオーナーは同じく中学時代の同級生さんの祖父。いやあ、狭いわあ。人間関係、狭いわあ。

その「ひらみぱん」、お店は天然酵母パンとフレンチ惣菜がメインで、テイクアウトはもちろん、店内でカフェ、ランチ、ディナーを楽しむことができる。当日は夜、アラカルトで。コースをご所望の場合は前日までに予約を。前菜盛り合わせ(ラタトゥイユ、牛すじ肉とポテトのキッシュ、パテ2種、サラミ、キャロットラペ、オリーブ、野菜サラダ←ちょっと記憶が心もとない)と煮込み料理(わたくしどもは鴨のコンフィ、豚バラ、ソーセージと豆・お野菜いろいろカスレ)、パン、デザート(しょうがと蜂蜜のアイスがおいしかったっす)、コーヒーで3人おなか一杯。

たいへんおいしゅうございました。

せせらぎ通り周辺はその2つの店舗を含めて、ずいぶん洒落た感じのお店が増えてる感じがして、そのなかにあったらそれなりに経営もやっていけるかな、という気がいたしました(ご参考→せせらぎ通り商店街)。

耳にした噂によると、北國新聞社が自社ビルまで通じるこの辺の街並みの再開発(の宣伝)に力を入れてるとか入れてないとか。よく事情を知らない人間がてきとーにゆうとりますが。

金沢駅前にフォーラスができて21世紀美術館までの人の動線を活性化するという点で、まあそういう戦略もあろうわな、とは思うが、そうするとかつて栄えた竪町の苦境は一層際立つのかなあとかも感じる。最近ずっと行ってないから様子はよくわからない。

まあ前も書いたし件の友人もゆうとったけど、昔は「服買いにく」(意味:洋服を買いに行く)っつったら竪町だったわけですが。どうでもいいけど吉本の劇場があった時期もあるんじゃないか。

なんでこの私が金沢の再開発のことに気を使うのか意味不明なのでこの辺でやめておく。

金沢在住のみなさま、またそれ以外在住の方も金沢に足をお運びの際には、ぜひオヨヨ書林をのぞいてみてください。お隣でおいしいお食事も楽しめます。

そんなわけで、ぐっと更新頻度も落ちてきた本ブログですが、一応、当分のあいだは閉じる気はありませんのでよろしくお願いいたします。なんだか一時、はてな社会カテゴリ週間1位・月間2位のアクセス数だかブクマ数だかに輝きました! とのお知らせもはてなさんからいただきましたが、今後はそんなこともなく、いい感じで過疎っていきたいと思いますので気長におつきあいください。

今年はこれで書き納めです。東日本大震災で被災された方々、今なお生活再建に向けて厳しい途上にある方々には心よりお見舞い申し上げますと同時に、今後数十年単位での地域復興に向けてなんらかのお手伝いができますよう精進してまいります。

みなさま、よいお年を。