比較教育社会史研究会2009年春季大会

もどきの日記にふさわしい初発のお知らせ.

現在,積極的・継続的に参加している唯一の学術研究会.その2009年春季大会が開かれます.私も参加します.

若手中心の「福祉と教育」セッションなど,とくに楽しみ.
イスラーム圏(仮)セッションでは,3カ国語ぐらいの史料を縦横無尽に読みこなしためくるめく発表がまた聞けるかと思うと,これまた楽しみです.

以下,プログラムのご紹介.


日時:2008年3月28日(土)、29日(日)
場所:日本大学文理学部3号館3201教室・3202教室

プログラム:

【3月28日(土)】

午前11時〜午後1時頃 「福祉国家と教育」「保護と遺棄」部会打合会(3201号教室)
 科研申請をした関係者の会合ですが、執筆者にもご参加いただいて川越修他編『生命というリスク』、同『福祉国家を生きる』、ともに法政大学出版部、2008年刊、の検討も予定しています。若手部会の皆さんなど関心のある方は参加可能ですので、お申し出下さい。科研関係者には別途ご案内いたします。

午後2時〜午後5時半 セッション「福祉国家と教育」(3202号教室)
 司 会・コメント:広田照幸日本大学
 報 告:
 ・小沢弘明(千葉大学)「新自由主義の世界史と高等教育改革」
 ・高田 実(九州国際大学)「イギリス福祉国家サッチャー改革−「社会的なるもの」の視点から」

【3月29日(日)】

午前10時〜午後0時半 若手「福祉と教育」部会セッション(3202号室)
 司 会:山口真理(東京大学大学院)・江口布由子(佐賀大学非常勤)
 報 告:
 ・中村勝美(佐賀短期大学)「19世紀イングランド幼児生命保護における子どもと家族−1872年幼児生命保護法の成立過程を中心として-(仮)」
  コメント;沢山美果子岡山大学客員研究員)
 ・姉川雄大(千葉大学大学院)「教育による国民化の失敗と統治の転換−1920年ハンガリーにおける学校外体育の「軍事化」」
  コメント;橋本伸也(関西学院大学

午後2時〜午後5時 セッション「イスラーム圏と教育」(仮称)(3202号教室)
 司 会・コメント:橋本伸也(関西学院大学
 報 告:
 ・秋葉淳(千葉大学)「オスマン帝国における教育と「識字」-コーラン塾・マドラサ・新式学校」
 ・杉山佳子(上智大学)「フランス保護領チュニジア初等教育−1883年から第一次大戦前夜まで−」
  コメント;八鍬友広(新潟大学
このセッションのタイトルを上記のようにするのが妥当かどうかは議論の分かれるところです。便宜的にこのようにしていますが、当日、変更することもありえます。