学会だん。

おまっとさんでした(←キンキン)。

ところで昨日(もう一昨日?)まで日本教社会学会第62回大会@関西大学。連休最後の今日は寝て過ごす。その後,つぎの締め切り祭りに向けた準備を開始し,今年から新しく担当することになった(すでに始まっている)授業をきっちり進め,その間,研究会も定期的に入っていく。

ところでその学会であった。なんか,いろんなお久しぶりのお顔にお会いした(ような気がする)。いや声をかけてもらっても「誰でしたっけ?」に気づくまでかなり時間のかかる人もおられたので,もしかしたら,自分が気づいているよりもっとずっと多くの方とお会いしていたのかもしれない。失礼があったとしたらこの場を借りてお詫びします。

だってみんな白髪増えたり体形変わったりしてんだもんw...(←と思ったということは,自分もそう思われてると思え!)

私もひさしぶりに発表エントリをしてしまって(「しまった」ってことはないが),基本,会場にいるあいだはテンパッていたので(この歳でorz<いつも言われるのだが,そうは見えないらしいのが無念である),ほとんどまともにお話することができず失礼しました(>お声をかけていただいた方々)。その報告だが,中身については言及するほどのものでもないので言及しない。が,ひさしぶりに苅谷先生にお会いした。

「会員控室」なる場所で発表直前の確認をしていると,背後で聞きおぼえのある声がする。振り返れば,そこに苅谷剛彦。手元には,ちょうど苅谷剛彦ゼロ年代の論考が文献リストに羅列されたレジュメ。

もり:「か,かりやせんせー」

かりや:「おーもりくん,ひさしぶりーー,元気だった?」

もり:「は,はい,ご無沙汰しております」

かりや:「おーほんとだよなあ...まあしかし,よくぞ 批判してくれたよなあ(笑)」

......もうすでに読まれておった。

「よく」ではなく「よく」であるところに,苅谷先生のお人柄と研究者としてのなにごとかを読み込まねばならない。

その日の夜の懇親会なるものは遠慮し,場所を違えて(別学会から帰還した奥さんとも合流して),実に久しぶりのメンバーで私的懇親会みたいな気の置けない感じで食事をした。昔みたいでいろいろよかった。いろんなことがあったとしても,時は必ず過ぎゆく,ということが恩寵であることに気づく。現在が決して過去になることがなかったなら,人生とはこの上なく苦痛だろう。

人生に無駄な過去などない。現在をきちんと生きさえすれば。