ラヴィッチでリハビリ

この半月ほど信じられんぐらいに身辺あわただしく,ほとんど知的に前進できておらず.まあいい機会でしたが.そろそろ転機というか,まあ自分の来し方行く末を考えるというか.

9月10月11月という秋の季節は私の勤務する大学(私立教員養成大学)にとっては「実習の季節」.教育実習(小・中)はもちろんですが,それ以外に「教員養成GP」(ぐらんぷり,じゃないよ,ぐっどぷらくてぃす,だよ)プログラムの一環として1年次・2年次にも独自の実習が課せられます.

そのぶん公立小・中学校の日常に闖入する機会がいただけて(それがイヤな人にとってはとことんイヤでしょうが),まあ面白い.

ま,それもおいおい.

もう大学では後期授業も始まっているのでリハビリ.

久しぶりに「教育」の領域で自分から興味をもって手にとる学術書.

ラヴィッチのは以前原書にあたるものを私の研究室に積んであるのを見た,ある「教育学者」の方に「森さん,こんなの読むんですか?」とゆわれた作品.

読むよ,そりゃ.

「面白いもん読んでますよね.進歩主義教育,興味あるんですか?面白いでしょ?」とその「教育学者」.

いや面白いんだけどね,私の研究室の書架や机の上に積んである他の一切の領域の書物には「まったく」反応しないで,こういうのに「だけ」反応する「教育学者」という...

それでは「教育学」にはならんと思うのだが,このへんのズレというか違和感というのは,いつまでたっても埋まらない.

学校改革抗争の100年―20世紀アメリカ教育史

学校改革抗争の100年―20世紀アメリカ教育史