「私の教育社会学研究50年」

えらいこっちゃ。

「私の教育社会学研究50年」。

牛丼一筋80年、みたい趣きである。そんなことゆうてたらまた怒られるで。

日本教社会学会では数年前から学会内に「教育部」という部局を立ち上げ、2日間にわたる「若手研究セミナー」を3月下旬に開催しているようです。地方の大学(院)など、院生の数が少なかったり、身近な「ロールモデル」がいないとか、学会以外で研究上の相談や議論をする機会がないとか、学会の著名な先生と話をする機会がほとんどないとか、、、人的ネットワークの問題以外にもこまごまとした、さまざまになかなか可視化されにくい不利のある環境で研究生活を送っている大学院生または若手研究者を想定して、そういうイベントが企画されるようになったとかいう話を耳に挟んだことがあります。

今年は第4回ということで、第1日目には天野郁夫先生が「私の教育社会学研究50年」というタイトルで90分の講演をされ、2日目には一橋大学の山田哲也さん、名古屋大学の内田良さん、東京大学の有田伸さん、といった錚々たるメンバーをファシリテーターとして、それぞれ順に「質的方法と量的方法を架橋する(仮)」「低コストで研究を展開し、情報を発信する(仮)」「外国社会を対象に含めた研究を行う(仮)」と題したワークショップ「研究力の向上を目指して」が開催されるそうです。すばらしい。「低コストで研究を展開し」ですよ。なにこの実践的なWS。

詳細はこちらから、さらにPDFファイル「開催のお知らせ」へといけますのでご確認ください。当日払いの参加費1,500円に、交通費・宿泊費は自腹だそうです。申込み期限は2月29日。詳細はPDFファイルの記載を熟読してください。

(1)主催:日本教社会学
(2)日時:平成28年3月26日(土)13時〜3月27日(日)
(3)場所:東京理科大学 神楽坂キャンパス
  〒162-0825 東京都新宿区神楽坂1-3(JR・地下鉄飯田橋駅徒歩3分)
(4)参加対象:大学院生または若手研究者で教育社会学に関心のある方(非学会員も可)
(5)定員:50名(定員になり次第、締め切り)
(6)参加費:1,500円(当日支払い)
参加費は、資料冊子の印刷費及び通信費等に充当します。交通費・宿泊費につきましては、各自でご準備ください。
1日目終了後、懇親会を開催します。懇親会費は別途ご用意下さい。3,500 円程度を見込んでおります。
(7)プログラム  【以下略】

ところで私は1日目の天野先生の講演のあと、30分もかけて「コメント」をすることになっています。「私の教育社会学研究50年」に30分のコメント。なんの罰ゲームですかこれは。

一応、私はこれはやはり高等教育研究の話なのではないかということで、そちらにはそちらで他にもっとずっと適任の方がいらっしゃるのではないか、とは申しました。申しましたが、こういうことになりました。うちの奥さんにも「引き受けたほうがいいよ、あまの先生なんでしょ」と諭されて、最終的にはお引き受けいたしますとお返事いたしました。

「コメント」というか、これは私がどれだけすぐれた「インタビュアー」になれるか、ということが問われるのでしょうねえ。。。そのためには「勉強」というか、ちゃんと事前リサーチを充実しておかないとダメですなあ。。。60〜70年代の話は一つのポイントですかね。教育部のスタッフの方々も予習に精を出されると明言されておられます。

ところでこの学会の「若手」というのはどういうあれでしたっけ? なんか「自己申告」というのを昔聞いたことがあったようななかったような。そうだとすると「いやー、面白そうだったんで思わず来てしまいましたわ―、たまたまヒマだったんですわー」つったおじさんが来ててもいいわけか。

つまみだすけどね。もちろん。