比較教育社会史研究会2013年秋季例会プログラム&『福祉国家と教育』(昭和堂)刊行

ということで、恒例の。

今回はやんごとなき業務が入り欠席する公算が高くなりましたが、ご関心の向きはぜひ。午前の部のほうはどなたか伝手を頼って事前に参加希望の旨を伝えたほうがよろしいかと。

ところで比較教育社会史研究会が2003年以来、昭和堂から刊行を続けてきた『叢書・比較教育社会史』の10年間を総括し、今後を展望する挑戦の書、『福祉国家と教育:比較教育社会史の新たな展開に向けて』(広田照幸・橋本伸也・岩下誠編、昭和堂)の11月刊行が決定しました。拙稿も一編収録されております。こちらのほうはまた改めてお知らせしたいと思います。

以下、秋季例会のプログラムです。倉石さんはこの10月から京都大学に移られたようですね。

日時:2013年 10月 26日(土)
会場:青山学院大学渋谷キャンパス 総研ビル(14号館)8階 第10会議室
(http://www.aoyama.ac.jp/outline/campus/aoyama.html)


午前の部(10:00-13:00): 教育「支援」とナショナリズム
司会:姉川雄大(千葉大学
報告:江口布由子(高知工業高等専門学校)「20世紀前半の東中欧における子供の救済事業〜「国民への無関心(national indifference)」研究から」
倉石一郎(京都大学)「国民国家再編のなかの「長期欠席生徒対策」:高知県の福祉教員制度と被差別部落への関わり」
(本セッションは、日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(C)「教育「支援」とその「排除性」に関する比較史研究」(研究代表者:三時眞貴子 研究課題番号:23531000)研究会との合同開催です)


午後の部(15:00-18:00):子ども史研究の総括と展望
司会:岩下誠(青山学院大学
報告:北本正章(青山学院大学)「子ども観と教育の社会史研究の動向・課題・展望について」
コメント:天野知恵子愛知県立大学
     佐藤哲也宮城教育大学

個人的には江口さんの報告が楽しみです。なんとか時間をやり繰りして、これだけでも参加したいのですが。。。