8月7日(土)「非教育を考える懇談会」に向けた拙ブログ企画のお知らせ

みなさん,ご無沙汰しておりました!

どうもやっぱりツイッターなんちゅうもんがありますと,ブログのほうは「ダイアリー」はもちろん「ウィークリー」もなかなか難しくなりますな。どうでもいいエントリというものの行き場がなくなりますわ。

だからというわけでもないのですが,これから今週1週間は毎日更新していこうと思っています。

といいますのも,以前にも本ブログでご紹介させていただきましたが,今週末8月7日(土)13時から13:30(8/5訂正)明治大学・神田キャンパス・アカデミーコモン11階311C室において,元木健・田中萬年(編)『非「教育」の論理――「働くための学習」の課題』(明石書店,2009年)の出版を記念して,「『非「教育」の論理』執筆者を囲む懇談会」(またの名を「非教育を考える懇談会」)が開催されます。そこで,執筆者たちの論考に対する論評または「書評」/さらにそれへの執筆者たちからの応答/その他資料...といったものを内容とする「予稿集」が作成・配布される予定ですが,そこに私も寄稿させていただきました。

予稿集の目次案,会場へのアクセス,「懇談会」の詳細等については,田中萬年先生のホームページ内にリンクがありますので,そちらでご確認ください。参加は自由と聞いておりますので,ご関心の向きはぜひ。私も参加する予定でおります。キャリーバッグを転がす中年男子を見かけたら,それが私です。お気軽にお声をかけてください。

で,その拙稿なのですが,金子良事さんも寄稿された書評を事前公開されたことですし,多くの方にご検討・ご批判いただいたほうが有意義だろうとも考えまして私も公開しようと思うのですが,実は,私の場合,分量が約16000字なんですよねぇw

で,一度にアップしても誰も読めないでしょうから,適当に5回に分けてアップしたいと思います。5回連載が終わるとき,ちょうど「懇談会」開催の前日/当日を迎えておりまして,「よっしゃ,おれ/わたしも行くか!」みたいな流れになっていればいいかな,と。

拙稿目次は以下の通り。

交錯するパラドクス――職業訓練論が提起する「非教育の論理」との対話

1.田中萬年氏の「非教育の論理」
2.やや外在的な違和感
3.論点(1):「個の尊重」と「自発的な学習」の重視
 3−1.「教育」という思想の危機のなかで
 3−2.「自発的な学習」の「強制」というパラドクス
 3−3.テクノロジーの進化とパラドクスの深化
4.論点(2):「人権としての職能形成」の保障
 4−1.「職能形成軽視」の歴史的背景に対する教育社会学の視角
 4−2.佐々木輝雄と「教育の機会均等」のパラドクス
5.さらなる対話のために
[参考文献]

以下,エントリを改めまして,今日の夜更けwから順にアップしていきたいと思います。2日…1節・2節,3日…3節,4日…4節1項,5日…4節2項,6日…5節・文献,で,7日…当日,と。

よろしければ今週1週間,お付き合いくださいませ。

非「教育」の論理 (明石ライブラリー133)

非「教育」の論理 (明石ライブラリー133)