そして新年,あけましておめでとうございます。

新年あけまして(だいぶ経ちましたが)おめでとうございます.

2009年の3月末から何を思い立ったか始めたこのブログ(いや一応やる目的はありましたし今もあるのですが).驚いたことにもう100エントリを数えています.正直,自分がこんなに続く人だとは思っていませんでした.

始めるときには目標にしているブログがありました.もう閉じられて今では遺跡しか残っていない,あの方のブログです.文章ににじみ出るウィット(←死語)というか,エスプリ(←失笑)というか...まったく似もせず非なるものになってしまっていますが,まあ一応.

たぶん今後も「年」の節目や「年度」の節目には「続けるか,やめるか」をいちいち考えることでしょう.ちなみに私が目標としていたそのブログは3年できっちり消えました.そういうものだと思います.とりあえず次の目標は3月の年度末.

ブログ開設時に3つあった目的のうちの1つは実はもうすでに叶ってしまっているのですが,思いのほか理想的なアクセス数というかページビュー数で推移していて,かつ,思いもよらない人とのつながりができ始めているのが面白いので,もう少し.まだ「バカに見つかる」(←有吉弘行)レベルじゃないので快適です.ずっとこうなら幸せですが.

あとブログは学会でいうと(←なぜ学会でいう?)ポスター発表っぽくていいのですが,ツイッターは学会後の懇親会っぽくて苦手です.津田さんの本を読んだ今でもツイッターって私にとっては学会の懇親会で,んで懇親会が死ぬほど苦手な自分としては開店休業を決め込みましたので,よろしく.無残な37ツイートは曝したまんまのはずですので,ツイッターに乗り切れなかった人間の一事例として興味があればご笑覧ください.

そんなことはどうでもよくて,ブログ発信でつながり始めた方からの贈り物を楽しみにしているのですが,それは未着ですのでもう少し首を長くして待つことにさせていただきます.

それとは別に,昨年末には献本いただいておりました.

橋本伸也(2010)『帝国・身分・学校―帝政期ロシアにおける教育の社会文化史』名古屋大学出版会.

年末に家を空けておりましたので受け取りは年越しとなってしまいました.こういう軽いノリの文章のあとにご紹介するような,そんな御著書ではない,重厚かつ挑戦的な意欲作の学術書です.なにせ分厚すぎてうちの郵便受けに入らず郵便局に戻されたほどのブツですので.お値段9000円なり.

学術的には私のコメント能力をはるかに超えた著作なのですが,本から著者の学術オーラでまくりのものをわざわざご恵送いただいたのですから,浅学を恥じず,いずれエントリを書かせていただきます.

取り急ぎ年始のご挨拶まで.

帝国・身分・学校 -帝制期ロシアにおける教育の社会文化史-

帝国・身分・学校 -帝制期ロシアにおける教育の社会文化史-