EMLS研

授業からのスピンオフで、教育系の院生数名と小さな研究会を始めました。エスノメソドロジー/会話分析(EMCA)の基礎の基礎を勉強して、教育領域でいう授業研究に取り込み、「授業場面の相互行為分析」へと展開していく可能性について模索し検討する、初心…

盛会御礼「公教育の再編と子どもの福祉――「多様な教育機会」の視点から」@日本教育学会ラウンドテーブル

去る8月25日(金)に開催された日本教育学会第76回大会ラウンドテーブル「公教育の再編と子どもの福祉――「多様な教育機会」の視点から」は、おかげさまで50名弱におよぶ方々にご参加いただきました。教室が満杯の状況に戸惑いながらも、たいへんありがたいこ…

(告知)比較教育社会史研究会 2017年 秋季例会プログラム

比較教育社会史研究会、今年の秋季例会のお知らせです。第1部、たしかに職業教育、社会福祉職養成とジェンダーというのはとても重要な視角です。第2部「医療と教育」は今後継続される予定のセッションだそうです。そこでは大学院生の方のご発表もあるようで…

(告知)第13回 教育の歴史社会学コロキウム

私が開催日を勘違いしていたため前日告知となります。申し訳ありません。元森絵里子さんと太田拓紀さんによるご発表。教育の歴史社会学に関心のある方なら、だれでも気軽に参加できます。学部生、大学院生の方も、ふるってご参加ください。 第13回 教育の歴…

ボーダーフリー大学、ブタとハマグリ、産業化

またダラダラと、フラフラと書く。 「ブタ」と「ハマグリ」 先日、ツイッターのタイムラインを眺めていたら、大学教員アカウントを中心に、「教育困難大学」なる語を冠した記事が少しくバズった(リンクは貼らない)。元高校教員の教育ライターによるもので…

(告知)「多様な教育機会を考える会」と教育学会ラウンドテーブル

満を持して(?)ということでもないのですが、告知です。2年前の8月終わり近くに3人で始め、その後少しずつ人数も増えていき、2016年の4月から本格的にスタートしました、「多様な教育機会を考える会」というのをほそぼそと継続しています。今回、8月25日(…

矛盾の「解決」

リンク先引用文末尾、「生活」と「能力」のアポリア。それは賃金制度が解決すべき「分配の正義」と「交換の正義」のダブルバインドの、現代における特殊日本的な現われだとひとまずはいえる。賃金は労務の対価として市場における「交換の正義」に従うべきで…

(告知その1)比較教育社会史研究会2017年春季例会

年度末、いろんな業界でご多忙なことと拝察しますが、日本の場合、研究業界も例にもれず、3月の週末はさまざまな研究会、講演会、シンポジウムその他の企画が重なります。ということで日程の差し迫ったものもあって恐縮ですが、身のまわり、案内の届いたもの…

(告知その2)「エゴ・ドキュメント/パーソナル・ナラティヴをめぐる歴史学と社会学の対話」

さて、その比較教育社会史研究会経由でまわってきたシンポジウムのお知らせ。3月11日(土)に上智大学四谷キャンパスにおいて、オーラル・ヒストリーにかんする歴史学・社会学の学際的シンポジウムが「エゴ・ドキュメント/パーソナル・ナラティヴをめぐる歴…

(告知その3)天野郁夫『新制大学の誕生――大衆高等教育への道』合評会

ところが、だ。いや、ところが、ってこともないんですが、3月11日(土)にはこれまたこのブログで継続的に告知してきております「教育の歴史社会学コロキウム」において、天野郁夫『新制大学の誕生――大衆高等教育への道』合評会も開催されてしまうのです。「…

(告知その4)二次分析研究会・成果報告会「高度経済成長期における福祉の計量社会史」

さて、今年度も東京大学社会科学研究所附属社会調査・データアーカイブ研究センターの二次分析研究会・課題公募型研究「戦後日本社会における福祉社会の形成過程にかんする計量社会史」の成果報告会が3月28日(火)に予定されています。タイトルは、「高度経…

(告知・番外)宮下奈都 & 岸政彦トークイベント @ オヨヨせせらぎ

最後は研究の話とはうって変わり、来月のことなのですが、金沢で友人がやっている古本屋のオヨヨ書林せせらぎ通り店という場所で開催されるトークイベントの宣伝です。社会学者で先ごろ小説『ビニール傘』が第156回芥川賞候補となったことでも話題の岸政彦さ…

何のために実践を見るのか

某日、シクレルの読書会に参加した。たいへん有意義だった。再読となった文献もさることながら、シクレルのもとで勉強された某先生が何気なく漏らされる(昔の)お話をとても興味深く拝聴した。これまで欠席が続いたことを悔いた。世話役の方のご都合により…

「さとにきたらええやん」をみにきたらええやん

いやほんまに。みたらええやん。たしかにシン・ゴジラも面白いかもしれない。とくにゴジラの暴れっぷりはよかった。「よい」っていうのもどうかと思うが、あくまで映画的に。けれどあれにはあんまり「ひと」がでてこない。「さとにきたらええやん」。重江良…

多様な教育機会と教育費メモ

末冨芳『教育費の政治経済学』(勁草書房、2010年)、第3章「「公私混合型教育費負担構造」の法システムとその流動」末冨によれば、日本の教育費負担構造の特徴というべき私費割合の高さの根底には、公教育費(「設置者負担主義」)の支出範囲と金額に関する…

社会の・多様な教育機会

このエントリは某研究会の備忘メモである、が、メモに至るまでの前置きは長い。 1.戦後の_「日本の学校」の_歴史 「学校の外」にも「教育」と呼びうる営みは存在する。もちろん。それを指して「社会教育」という日本語もある。公民館や図書館・博物館だけ…

第11回 教育の歴史社会学コロキウム

※追記(2016-08-27)台風10号の接近に伴う天候悪化の予報のため、30日に予定されていたコロキウムは延期となりました。9月下旬に再度日程調整のうえ実施されるとのことです。※追記(2016-09-02)コロキウムの振り替えは、10月22日(土)13:30〜17:00となりま…

比較教育社会史研究会 2016年春季例会プログラム

本ブログを開設した当初の目的は(実は)比較教育社会史研究会の開催告知をネット上にだすということでした。その後、「教育の歴史社会学コロキウム」が発足してからはその告知もしております。が、どうも前回のコロキウムは告知し忘れたようですな。とうと…

根本問題

「話のポイントがずれている。これまで公教育から排除されていた異質な要素を新たに組み込むのだとして、それでもそれが『公教育』であるという、その新たな境界線はどのように引かれるのか。新たに構想されるべき教育の公共性、教育の公共的意義をどのよう…

【恵投御礼】『子どもと貧困の戦後史』

連休の谷間の昨日、大学に出向いたところ、すばらしい共著の本が2冊、レターボックスに届いておりました。1冊目は、相澤真一・土屋敦・小山裕・開田奈穂美・元森絵里子『子どもと貧困の戦後史』(青弓社、2016年)。目次等はこちら。著者のみなさまよりお送…

【恵投御礼】『概念分析の社会学 2――実践の社会的論理』

すばらしき共著本、2冊目は、酒井泰斗・浦野茂・前田泰樹・中村和生・小宮友根編『概念分析の社会学 2――実践の社会的論理』(ナカニシヤ出版、2016年)です。同じくナカニシヤ出版から2009年に刊行された『概念分析の社会学――社会的経験と人間の科学』の続編…

「頭の悪さ」

社会学は、たとえば経済学がそうなっているような意味では学問として体系化されにくく、体系化されていない。だから学問の習得のプロセスでは、自分の問題意識を明確なかたちで言語化し、具体的な対象との関連のもとで、問いや「視点」や手法を一つひとつ「…

(レジュメ) 「天野郁夫と教育社会学――近代化論から(比較)高等教育システム論、その歴史研究へ」

そんなわけで過日、日本教育社会学会がこの数年取り組んでいる「若手研究セミナー」なる企画のなかで、天野郁夫による講演「私の教育社会学研究50年」のコメンテイターなる意味不明の役を務める。斯界を代表する研究者の半世紀におよぶ研究生活に「コメント…

二次分析研究会成果報告会週間

今週は東大社研SSJデータアーカイブ開催の二次分析研究会のうち、2つの成果報告会に出席した(例年複数行われており、今年は「参加者公募型」で2回、「課題公募型」では6つの研究会が立ちあがっていた模様。詳しくは東大社研SSJDAのページを参照のこと)。ひ…

2015年度 二次分析研究会 成果報告会

年度末が近づいてきました。ここ数年、東京大学社会科学研究所が神奈川県民生部の委託により1960年代前半に実施していた複数の社会調査を、原票のデジタル復元&データセットの作成&分析する研究会にかかわっており、今年度も例により1年間の成果報告会が開…

第9回 教育の歴史社会学コロキウム

すっかり告知用ブログと化しつつありますが、例によって忘れないうちに。教育の歴史社会学コロキウムも第9回。前回に続いて、統一テーマが設定されてというよりは「ひと」で選ばれた企画でしょうか。前回が京大系だったとすると今回は東大系。ただし、歴史研…

どうしてもやってしまう。

大学の専任の教員になって2年目の冬にえらいインフルエンザに罹った。ん? あれ? なんか体調おかしくね? と思う間もなく猛烈な悪寒が全身を襲い、体中の節々は痛み、炎上したブログのページビュー・カウンターのごときスピードで熱は上がる。一度経験した…

「私の教育社会学研究50年」

えらいこっちゃ。「私の教育社会学研究50年」。牛丼一筋80年、みたい趣きである。そんなことゆうてたらまた怒られるで。日本教育社会学会では数年前から学会内に「教育部」という部局を立ち上げ、2日間にわたる「若手研究セミナー」を3月下旬に開催している…

「課題研究の報告」と「テーマ部会の募集」

もう去年の話になってしまいますが、こちら(課題研究「戦後の教育政治を問い直す@駒澤大学9月10日(木))で告知していた企画には多くの方々にお集まりいただき、盛会のうちに終えることができました。報告&コメントくださった登壇者や当日会場でお手伝い…

年末につき覚え書き

とくに誰に求められているというわけではないけれども。夏の終わりのある飲み会をきっかけに、今までにないドライヴ感でものを考えた今年の後半であった。おおきく言えば、「教育の機会均等」ということについて。あるいは、教育と福祉の境界と接合について…